一問一答クイズ [No.10540] | |
---|---|
![]() |
|
![]() |
|
制限時間 : 無制限 | |
難易度 | ![]() |
出題数 | 526人中 |
正解数 | 349人 |
正解率 | 66.35%![]() |
作成者 | ぼくはくま (ID:891) |
最高連続正解数 | 0 問 |
現在の連続記録 | 0 問 ※ユーザーの方は記録が更新されます |
正解:①
解説:正解は、「木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器」でした。 基本の決まりとして、木・金管楽器、挿入楽器(*)、打楽器、弦楽器 (*)挿入楽器とは、通常のオーケストラを編成している以外の声楽を含む楽器の事であり、協奏曲の場合は独奏楽器が入ります。金管楽器と打楽器の間に記述しています。 ちなみに巨大の交響曲を書いたことで知られるマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」は、音楽表現の雄大さもさることながら、使用される楽器の編成も壮大です。指揮者が使う大判のフルスコアの上から下まで、それこそ印刷の解像度の限界に挑戦しているのではないか? と思えるほどの細かな五線譜の並びに圧倒されます。
正解:④
解説:あの「ダダダ・ダーン」という有名な動機は、いかにもベートーヴェンらしい勇壮な出だしと関心することしきりです。 しかし、ここでスコアを開いて、冒頭のその部分をじっくりと観察してみてください。「ダダダ・ダーン」の3つ連続する♪「ダダダ」の前に、なんと八分休符(♪と長さが同じ休み)が一個あるではありませんか。つまり指揮者の指揮棒が振り下ろされた後、八分休符一個分の間をあけて、弾き出さなければならず、それだけでも難しいのに、名指揮者はベートーヴェンのAllegro con brioに忠実にあろうとすればするほどに、個性的な所作を使って激しさを強調するので、音の出だしがとても合わせずらいのです。
正解:①
解説:全曲で約45分。第1楽章の頭にはティンパニはちゃんと記されています。ですが、次のページではティンパニの楽譜が消えてしまっています。同じ事は、第2楽章、第3楽章と続きます。その間、ティンパニ奏者は何をしているのでしょうか。ひたすら休みの数を正確に数え続けているのです。第4楽章「雷雨、嵐」での熱い連打に想いをはせつつ、指定された休符の小節を数えているのです。しかし、終楽章では、またしてもティンパニの出番はないです。出番がないからといって、さっさと帰ってしまう訳にもいかず、立ったまま、妙な手持ちぶたさを抱きつつも、またしても休符の小節数を数えているのです。これがこの交響曲でのティンパニの仕事の全てです。
正解:③
解説:作品番号が示すとおり、交響曲第5番と第6番の関係と同じく交響曲第7番と対を成すと言ってよいでしょう。古典派の殻を破り、ロマン派音楽へと突き進んでいたベートーヴェンがふと、「古典回帰」をした作品と思われます。編成の大きい第5、第6、後の第8に挟まれ、木管セクションは2管編成、金管もトランペット2管のみで、第1番や第2番に似たものを感じ取れます。スケルツォの荒々しさではなく、トリオを備えた古典派音楽のメヌエットの端正な雰囲気を醸し出しています。しかし、対位法的処理や、トリオのホルンとクラリネットの牧歌風な歌はベートーヴェンの世界です。メヌエット大好きなハイドンが、涎を垂らしそうな秀作。
正解:②
解説:約何回としたのは、スコアリーディングして《3つ連続する♪「ダダダ」》の動機が明らかに用いられていると判断できるもののみとしたからです。極端に音符の長さを変えられていたり、複数楽器に跨っているケースは省いた残りの数が250回前後だという事です。第1楽章の半分が何らかの形で《3つ連続する♪「ダダダ」》に基づいて作られている。なんともはや、しつこいです。ベートーヴェンが生涯を通じて、女性にふられまくったのが分かるような気が……。(失礼!) また、他の楽章でも《3つ連続する♪「ダダダ」》の動機が形を変えて使われています。交響曲第5番全体が、この単純な3つの音によって作り出されているといっても良いでしょう。
正解:④
解説:第5番は、独奏群としてフラウト・トラヴェルソとヴァイオリン、チェンバロ、合奏群として第1ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネです。バッハは、通常はヴィオラを弾きつつ、全体の指揮をしていたのです。この第5番では、チェンバロが妙技を披露します。名手であったバッハが自ら演奏する目論見でした。しかし、ヴィオラを弾いていたバッハがチェンバロに移ったので、ヴィオラ奏者がいなくなってしまうことになったのです。第2ヴァイオリンがヴィオラを弾いたものと思われます。諸々の理由で楽団が縮小され、ほかに奏者がいなかったのです。
正解:③
解説:スコアを見ると、第1楽章の終わりに二重線で分けられた速度記号「Adagio」の1小節に二分音符でフリギア終止(*)の2つの和音が書かれているだけ。 (*)バロック時代の音楽の緩徐楽章でよく用いられた終止形。前後の楽章を繋ぐ役割を果たす。 スコアに書かれてある通りに演奏してしまうと、誠に素っ気ない。しかも、当時の演奏では、楽譜に書かれていた通りを演奏することは希で、即興演奏をすることで演奏技術を表すのが当たり前であったのです。今日でも、第1ヴァイオリン、或いはチェンバロが和音が響く中を即興で旋律を作り出しているのを聞くことができます。
正解:④
解説:スコアを見ると、上から順に第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、第1ヴィオラ・ダ・ガンバ、第2ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、通奏低音(チェンバロとヴィオローネ)で構成されています。バッハがヴィオラを弾きつつ全体の指揮をし、主君のレオポルト侯も加わってヴィオラ・ダ・ガンバの易しく書かれたパートを演奏したと言われています。ヴァイオリンを欠き、派手さこそありませんが、そこには主君と従者を越えた音楽を愛する者同士の会話があったと想像できます。この第6番の温かい旋律美が、雄弁にバッハとレオポルト侯との音楽を通じての語らいを表していると思いませんか。
正解:①
解説:ベルリンフィルの初代指揮者であるハンス・フォン・ビューローが指揮棒を持った専業指揮者の第1号と言われています。ワーグナーの高弟であり、忠実なワーグナー音楽の布教者でもあった方です。専属指揮者と指揮棒の登場は、まさに時代の要請とも言えるものでした。時代は「後期ロマン派」。特に分水嶺はワーグナーの存在です。1850年以降に完成させた数々の楽劇は、和声法や管弦楽法が近代的なものに置き換わり、今日のフルサイズの管弦楽団の編成が生まれます。巨大で様々なセクションを有する近代管弦楽団は、君臨し統治する今日の指揮者と指揮棒を必然としたのです。
正解:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
解説: 正解は、「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス」です。 定型的な並びは、客席から見て時計回りに、第1ヴァイオリン、 第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。そして舞台奥、 ヴィオラからチェロの後ろにコントラバスが配置されます。
正解:コントラバス
解説: 正解は、「コントラバス」です。 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが《ヴァイオリン属》で あるのに対し、コントラバスは《ヴィオール属》に分類 されています。古楽器の《ヴィオローネ》が先祖です。 一例をあげると、楽器の肩がヴァイオリン属が《張り肩》、 コントラバスが《なで肩》な外見をしています。
正解:②
解説: 正解は、「第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ」です。
正解:④
解説: 正解は、「16」です。 弦楽四重奏団は、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロで編成されています。 これらはみな4弦です。J.ハイドンが弦楽四重奏の基礎を固めたと 言われています。四声部という音響的に均整のとれた編成です。 W.A.モーツァルト、ベートーヴェンをはじめ、シューベルトから 近現代の作曲家まで、幅広く愛用されています。
正解:②
解説: 正解は、「G(ソ)、D(レ)、A(ラ)、E(ミ)」です。 5度間隔で調絃されています。 「C(ド)、G(ソ)、D(レ)、A(ラ)」は《ヴィオラ》です。 《チェロ》は、「ヴィオラのオクターブ下」の調絃です。 「E(ミ)、A(ラ)、D(レ)、G(ソ)」は《コントラバス》です。 他の楽器と違い、4度間隔で調絃されています。 先祖が《ヴィオール属のヴィオローネ》であるためです。 「G(ソ)、C(ド)、E(ミ)、A(ラ)」は《ウクレレ》の調絃です。
正解:④
解説: 正解は、「ヴィオラ」です。 ヴィオラは基本的に(アルト記号の)ハ音記号で楽譜に書かれるが、 高音部にはト音記号も使われます。 ヴィオラは調絃が低い第4弦から順に「C(ド)、G(ソ)、D(レ)、A(ラ)」 となっており、《(アルト記号)のハ音記号》で表すと、加線を使わずに 楽譜を見やすくできるからです。 ハ音記号は真ん中の尖った所がC(ド)を表します。 ですので、(アルト記号)のハ音記号は 「五線譜の真ん中の線をC(ド)」と読みます。
正解:J.ハイドン
解説: 正解は、「J.ハイドン」です。68曲あります。 J.ハイドンの作品目録をまとめたホーボーケンによって、 以前は83曲がJ.ハイドンの弦楽四重奏曲として、 作曲順の番号(Hob)が付されていましたが、 後に偽作と判明されたもの、及び他の曲種からの編曲を除くと、 J.ハイドンのオリジナルの弦楽四重奏曲としては68曲です。 「W.A.モーツァルト」は23曲。 「ベートーヴェン」は16曲(大フーガを除く) 「シューベルト」は15曲。
正解:③
解説: 正解は、「狩り」です。 M.A.モーツァルトの《弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458》に 付けられた標題です。 別名《ハイドン・セット》と呼ばれる6曲組の中の一曲です。 この曲はJ.ハイドンの《ロシア四重奏曲Op.33(Hob.III:37〜42)》に 影響され、J.ハイドンに献呈されました。 「鳥」は、弦楽四重奏曲第39番 ハ長調 Hob.III.39。 「蛙」は、同第49番 ニ長調 Hob.III.49。 「ひばり」 は、同第67番 ニ長調 Hob.III.63。
正解:①
解説: 正解は、「J.ハイドン」です。 6曲まとめてヨーゼフ・ハイドンに献呈されたので、 《ハイドン・セット》と呼ばれています。 モーツァルトが2年あまりを費やして作曲した力作であり、 古今の弦楽四重奏曲の傑作として親しまれています。 ハイドン・セットの楽曲は次の通り。 (1)弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387 (2)弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421 (3)弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428 (4)弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458『狩』 (5)弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464 (6)弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465『不協和音』
正解:②
解説: 正解は、「不協和音」です。 第一楽章のAdagioで始まる序奏が問題なのです。低音部のチェロから高音部の第1ヴァイオリンへの音が上るように重なり合わされています。具体的には、低音のチェロが八分音符で刻むC(ド)にヴィオラがA♭(ラ♭)、第2バイオリンがE♭(ミ♭)、そして第1バイオリンがA(ラ)へと少しずつずれて入ってゆくのですが、ヴィオラとヴァイオリンがA(ラ)について半音でぶつかっており、非常に濁った響きを生みます。