世界の歴史や神話において、その圧倒的な美貌と魅力により、一国の最高権力者や歴史そのものを動かしたとされる、洋の東西を代表する美しい女性たちの総称です。
古代エジプトの女王です。知性と美貌、そして類稀なる外交手腕を兼ね備え、ジュリアス・シーザー(カエサル)やマルクス・アントニウスといったローマの最高権力者たちを魅了しました。最後はローマとの戦いに敗れ、コブラに胸を噛ませて自害したと伝えられます。
中国・唐代の玄宗皇帝の寵妃で、「傾国の美女」の代名詞です。玄宗皇帝が彼女の美しさに溺れて政治をおろそかにしたことが、唐の国力を揺るがす大反乱「安史の乱」を引き起こす最大の原因となりました。最期は不満を持つ兵士たちを鎮めるために首を吊って悲劇的な死を遂げました。
ギリシア神話に登場する最高神ゼウスの娘であり、人間界で最も美しいとされた女性です。彼女がトロイアの王子パリスに魅了されて連れ去られた(あるいは駆け落ちした)ことが引き金となり、古代ギリシャの英雄たちが総出で戦った10年間に及ぶ伝説的な「トロイア戦争」が勃発しました。
日本の平安時代初期の女流歌人で、六歌仙の一人です。日本国内においては「クレオパトラ・楊貴妃・小野小町」が世界三大美女として定着しています。「花の色はうつりにけりないたづらに…」の和歌に代表されるように、優れた才能と数々の浮名流す伝説を後世に残しました。