人類の歴史において、国家や帝国の存亡、あるいは世界の覇権の行方を決定づけ、その後の世界史の展開を大きく塗り替えたとされる大規模な海戦の総称です。(※5つ挙げられます)
ナポレオンのイギリス侵攻を阻止した歴史的海戦です。ネルソン提督率いるイギリス艦隊が、フランス・スペイン連合艦隊を撃破しました。この勝利によりイギリスは19世紀における「七つの海」の絶対的な覇権を確立し、大英帝国の黄金時代を築くことになります。
地中海の覇権を懸けて行われた、ガレー船(手漕ぎの軍艦)による世界最後にして最大の海戦です。無敵を誇ったイスラム教のオスマン帝国艦隊を、キリスト教国の神聖同盟(スペインやヴェネツィアなど)の艦隊が打ち破り、ヨーロッパのイスラム化の危機を救いました。
日露戦争の帰趨を決定づけた近代海戦です。東郷平八郎率いる日本の連合艦隊が、はるばるヨーロッパから回航してきたロシアのバルチック艦隊を一方的に殲滅しました。大国ロシアに対するアジアの小国の勝利は、欧米の植民地支配に苦しむ世界中の人々に希望を与えました。
第一次世界大戦中に北海で発生した、大艦巨砲主義の頂点を象徴する戦艦同士による史上最大の艦隊決戦です。イギリスの大艦隊とドイツの大洋艦隊が激突し、戦術的にはドイツが善戦しましたが、戦略的にはイギリスが北海の制海権を死守し、ドイツの海上封鎖を維持しました。
古代ギリシャの存亡を懸けた戦いです。アテナイの将軍テミストクレスの計略により、圧倒的多数のペルシア帝国艦隊を狭いサラミス水道におびき寄せて撃破しました。この勝利によってギリシャ文明はペルシアの支配から守られ、その後の西洋文明の基礎を決定づけました。