イギリスの哲学者フランシス・ベーコンが提唱した、古代から中世の暗黒時代を終わらせ、ヨーロッパのルネサンス(文芸復興)と近代社会の幕開けを決定づけたとされる3つの極めて重要な技術的発明の総称です。
古代中国で発明された方位を知るための磁石の技術が、イスラム世界を経てヨーロッパに伝わり改良されました。これによって船が陸地から離れた外洋でも正確な方角を把握できるようになり、コロンブスやマゼランらによる「大航海時代」の幕開けと、世界の一体化を強力に推し進める原動力となりました。
同じく古代中国で不老不死の薬を研究する過程で偶然発明されたとされる黒色火薬が、ヨーロッパに伝わって銃や大砲などの火器として軍事利用されました。これにより、それまでの剣や弓、堅固な城に依存していた重装の「騎士階級」を没落させ、戦争の形態とヨーロッパの封建社会の構造を根本から破壊しました。
15世紀半ばにドイツのヨハネス・グーテンベルクが実用化した技術です。鉛の活字を組み合わせて印刷機で大量の書物を刷る技術により、それまで修道士の手書き(写本)で非常に高価だった聖書や知識が安価で爆発的に普及し、宗教改革や科学革命、思想の自由を大衆に広める最大の情報革命となりました。