クラシック音楽(主にオペラやバレエ)を上演する世界中の劇場の中で、その歴史、格式、所属する管弦楽団のレベルが極めて高く、世界のオペラ界の頂点に君臨する劇場の総称です。(※5つ挙げられます)
オーストリアのウィーンにある歌劇場(シュターツオーパー)です。世界最高峰のオーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の母体であり、モーツァルトやワーグナーなどの名演が繰り広げられる、まさに音楽の都ウィーンを象徴する最高権威の殿堂です。
イタリアのミラノにある歌劇場で、イタリア・オペラの絶対的な中心地です。ヴェルディやプッチーニといった巨匠たちの作品が数多く初演されてきました。観客の耳が世界一厳しいことでも知られ、ここで成功を収めることがオペラ歌手にとって最高のステータスとなります。
アメリカのニューヨーク、リンカーン・センターにある歌劇場(通称メト)です。ヨーロッパの伝統的な劇場とは異なり、最新の舞台装置と世界最大級の収容人数(約3800席)を誇り、豊富な資金力で世界中のトップスター歌手を集めて豪華絢爛なステージを展開します。
フランスのパリにある、ネオ・バロック様式の極めて豪奢な装飾が施された歌劇場(パリ・オペラ座)です。シャガールが描いた美しい天井画があり、小説『オペラ座の怪人』の舞台としても有名です。オペラだけでなく、世界最高峰のバレエ団の本拠地としても知られます。
ドイツのミュンヘンにある歌劇場で、ワーグナーの楽劇(『トリスタンとイゾルデ』など)や、R・シュトラウスのオペラが数多く初演された、ドイツ・オペラの中心的な殿堂です。バイエルン州立管弦楽団の重厚なサウンドと、格調高い上演演目で世界的な評価を受けています。