世界の歴史的な建築物の中で、祈りや信仰のために造られ、その圧倒的なスケールと神聖な美しさによって、現代でも訪れる人々に強い畏敬の念を抱かせる3つの宗教建築の総称です。
キリスト教(カトリック)の総本山であるバチカン市国に建つ、世界最大級の教会堂です。ミケランジェロやベルニーニといったルネサンスとバロックの巨匠たちが設計や装飾に携わった壮麗な大天蓋(クーポラ)や広場は、荘厳な祈りの空間として信者たちを圧倒します。
ギリシャの首都アテネのアクリポリスの丘に建つ、古代ギリシャの都市の守護神アテナを祀る神殿です。紀元前5世紀に建てられたドーリア式建築の最高傑作であり、視覚的な錯覚を計算し尽くしたエンタシス(柱の膨らみ)などの高度な建築技術が、完璧な調和と美しさを生み出しています。
日本の奈良県にある、推古天皇と聖徳太子によって創建されたと伝わる仏教寺院です。現存する世界最古の木造建築群(金堂や五重塔)であり、飛鳥時代の仏教文化と大陸からの建築技術を今に伝える、静寂に包まれた日本を代表する神聖な宗教空間として世界遺産に登録されています。