海岸の地形や海流、強い季節風などの条件が重なり、防波堤を越えるほどの巨大で荒れ狂う波(波濤)が日常的に打ち寄せることで有名な、世界の3つの港の総称です。
インドの東海岸(ベンガル湾)に面する港町マドラス(現在のチェンナイ)です。サイクロン(熱帯低気圧)の通り道になりやすく、また遠浅の地形であるため波が巨大化しやすく、非常に激しい高波が海岸線や港湾施設に打ち寄せることで古くから恐れられてきました。
イギリスのスコットランド北端に位置する港町ウィックです。北海と大西洋の荒波を直接受ける厳しい環境にあり、冬の嵐の際には数万トンものコンクリートの防波堤が波の力によって破壊され動かされたという、大自然のすさまじい破壊力を示す記録が残されています。
日本の北海道北西部、日本海に面した留萌港です。特に冬の季節風(シベリア寒気団)が吹き荒れる時期には、数十メートルの高さに達する巨大な波濤(波の花)が防波堤を乗り越えて港に押し寄せ、時には灯台を破壊するほどの猛威を振るう厳しい海域として知られます。