長い年月にわたる風雨の浸食作用によって、脆い地層が削り取られ、硬い部分だけが残って形成された「土柱(砂岩や礫岩の塔)」が林立する、特異で奇抜な世界の3つの絶景地形の総称です。
日本の徳島県阿波市にある国の天然記念物です。約100万年前の砂礫層(砂や小石が固まった地層)が、水に削られやすい断層に沿って風雨で浸食され、数十本の巨大な土の柱となって林立しています。夜間にライトアップされると、荒々しい土の柱が幻想的に浮かび上がります。
イタリア北部、アルプス山脈の南チロル地方(レノン地域など)にある土柱群です。氷河期に形成されたモレーン(氷河によって運ばれた土砂)が浸食されてできたもので、数十メートルもの高さの細長い土の塔の頂上に、帽子のように大きな石が乗っている独特で不思議な景観が特徴です。
アメリカのユタ州にあるブライスキャニオン国立公園などの広大なエリアに見られる地形です(フードゥーと呼ばれます)。赤い砂岩が霜や雨によって極度に浸食され、まるで巨大な円形劇場の底に無数の尖塔や土柱の森が広がっているかのような、圧倒的なスケールと色彩の絶景を誇ります。