昭和期の日本映画の黄金時代を支え、それぞれの圧倒的な映像美と独自の作風で、カンヌやヴェネツィアなど世界の映画祭で高く評価された3人の巨匠の総称です。
『雨月物語』や『西鶴一代女』などで知られる巨匠です。1カットを途中で切らずに長く撮り続ける「長回し(ワンシーン・ワンカット)」の手法や、徹底したリアリズムによる完璧主義で、女性の悲哀や情念を流麗かつ絵画的な映像美で描き出し、ヨーロッパの映画監督に多大な影響を与えました。
『東京物語』や『晩春』などで知られる巨匠です。カメラを極端に低い位置に固定する「ローアングル(畳の目線)」や、登場人物がカメラに向かって話しかける独特の構図を用い、日本の伝統的な家族の崩壊や人間の孤独を静謐で詩的なタッチで描き出し、世界映画史上の最高傑作と評されています。
『七人の侍』や『羅生門』などで知られる、「世界のクロサワ」と称される巨匠です。ダイナミックなアクションシーン、マルチカメラ(複数台のカメラ)による撮影、そして雨や風などの自然現象を効果的に使った力強い映像演出で、ハリウッドの映画監督たち(スピルバーグやルーカスなど)に絶大な影響を与えました。