日本の現代演劇(新劇)の歴史において、中心的な役割を果たし、日本を代表する数多くの名優や劇作家、演出家を輩出してきた伝統ある代表的な劇団の総称です。(※四大劇団とする場合もあります)
1937年に久保田万太郎、岸田國士、岩田豊雄らによって創設された日本を代表する劇団です。「文学の香りのする演劇」を目指し、杉村春子、北村和夫、江守徹などの名優を輩出しました。翻訳劇から日本の創作劇まで幅広いレパートリーを持ち、日本の演劇界を牽引し続けています。
1944年に千田是也、東野英治郎、小沢栄太郎らによって創設された劇団です。「俳優の俳優による俳優のための劇団」を理念とし、スタニスラフスキー・システムに基づく本格的な演技指導を確立しました。仲代達矢や平幹二朗など、日本映画・テレビ界を支える重鎮を数多く生み出しました。
1950年に滝沢修、宇野重吉らによって創設された劇団です。民衆の生活に根ざしたリアリズム演劇(民衆芸術)を目指し、社会的なメッセージ性の強い作品を多く上演しました。大滝秀治や芦田伸介らが活躍し、真摯で重厚な舞台作りで独自の地位を築いています。
1954年に俳優座などを退団したメンバー(土方与志ら)によって創設され、上記の3つに加えて「四大劇団」と称されることもあります。西田敏行や高畑淳子など、個性的で実力のある俳優が多数所属し、現代の社会問題を鋭く切り取る創作劇を中心に活発な活動を行っています。