👘 近松三大心中 ちかまつさんだいしんじゅう

江戸時代の偉大な劇作家・近松門左衛門が、実際に起きた男女の心中事件を題材にして書き上げた人形浄瑠璃(世話物)の演目の中で、最高傑作とされる3作品の総称です。

  • 🌲 曾根崎心中(そねざきしんじゅう) そねざきしんじゅう お初と徳兵衛の悲恋

    1703年初演。大坂の醤油屋の手代・徳兵衛と、堂島新地の遊女・お初が、義理のしがらみや悪人に騙された絶望から、曾根崎の森で情死するまでを描いた近松の世話物第一作です。「この世のなごり、夜もなごり…」という美しい道行きの名文句で知られ、空前の大ヒットとなりました。

  • ✉️ 冥途の飛脚(めいどのひきゃく) めいどのひきゃく 梅川と忠兵衛の逃避行

    1711年初演。飛脚問屋の養子である忠兵衛が、遊女・梅川を身請けするため、絶対に手を付けてはいけない「公金の封印」を切ってしまうという物語です。後戻りできなくなった二人が、忠兵衛の故郷である大和国新口村へ雪の中を逃避行する哀切な道行きが涙を誘います。

  • 🌉 心中天網島(しんじゅうてんのあみじま) しんじゅうてんのあみじま 小春と治兵衛の情死

    1720年初演。紙屋の主人・治兵衛と、遊女・小春の心中事件を描いた作品です。治兵衛の妻であるおさんの自己犠牲や、二人の関係を断ち切らせようとする周囲の努力も虚しく、義理と人情の板挟みになった二人がついに網島の大長寺で命を絶つという、近松の世話物の集大成です。

スポンサーリンク