江戸時代中期に人形浄瑠璃(文楽)の演目として初演され、後に歌舞伎の演目としても大成功を収め、現在に至るまで繰り返し上演され続ける3つの最高傑作の総称です。
1748年初演。実際に起きた「赤穂浪士の討ち入り事件」を、時代を室町時代(太平記)に移し替え、浅野内匠頭を塩冶判官、吉良上野介を高師直として描いた壮大な復讐劇です。武士の忠義だけでなく、お軽と勘平の悲恋など多彩な人間模様が描かれる不朽の名作です。
1746年初演。平安時代の菅原道真の筑紫への左遷(大宰府流罪)を背景に、道真の筆法を伝授される武部源蔵の苦悩や、道真に恩義を持つ三つ子の兄弟(梅王丸・松王丸・桜丸)が敵味方に分かれて争い、我が子を犠牲にしてまで忠義を貫く姿を描いた重厚な悲劇です。
1747年初演。源平合戦の後、兄の頼朝に追われて逃亡する源義経の物語を軸に、「実は生きていた」平家の武将たち(平知盛、平維盛、平教経)の数奇な運命や、狐の化身である「狐忠信」の親子の情愛などをダイナミックかつ幻想的に描いた、変化に富むエンターテインメント大作です。