江戸時代初期の寛永年間において、それまでの形式的な和様の書から脱却し、個性的で斬新な書風を確立して日本の書道史に大きな影響を与えた3人の文化人の総称です。
京都の裕福な刀剣の鑑定家の家に生まれ、書だけでなく陶芸や漆芸、茶の湯などあらゆる分野で天才的な才能を発揮した総合芸術家です。俵屋宗達の絵に光悦が書を添えた和歌巻など、大胆で装飾性の高い「光悦流」の書風で琳派の芸術の基礎を築きました。
安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した公家であり、関白まで務めた人物です。公家の伝統的な定家流の書風に、武士のような力強さと豪放磊落さを取り入れた独自の「近衛流」を創始しました。和歌や連歌にも優れ、文化人として絶大な影響力を持ちました。
石清水八幡宮の社僧であり、茶人や画家としても活躍した文化人です。空海や小野道風の書風を深く研究し、丸みを帯びた優美でありながらも引き締まった独自の「松花堂流(滝本流)」を確立しました。ちなみに、料理の「松花堂弁当」は彼が愛用した絵の具箱が由来です。