天皇の命によって平安時代に編纂された、日本の和歌の歴史を形成する最初の3つの勅撰和歌集(八代集の最初の3つ)の正式な総称です。
醍醐天皇の勅命によって編纂された第1の勅撰和歌集です。「春・夏・秋・冬」や「恋」といった和歌の部立(ジャンル分け)を確立し、繊細で優美な国風文化の基礎を築きました。紀貫之が記した仮名序は、日本の文学論の最初期のものとして極めて高く評価されています。
村上天皇の勅命によって編纂された第2の勅撰和歌集です。古今和歌集に収録されなかった歌を中心に集められました。言葉の技巧よりも、実際の生活や恋愛におけるリアルな感情のやり取り(贈答歌)が多く、当時の宮廷社会の生々しい人間模様を映し出しています。
花山院の親撰(あるいは藤原公任の撰)とされる第3の勅撰和歌集です。三代集の最後を飾る歌集であり、古今集の優美さと後撰集の日常性を引き継ぎつつ、清少納言や和泉式部といった新しい時代の女流歌人たちの歌も積極的に採用され、平安中期の和歌の集大成となりました。