大正時代において、その際立った美貌と知性、そして波乱万丈な人生が当時のメディア(新聞や雑誌)で大きく取り上げられ、社会の注目を一身に集めた3人の女性の総称です。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)第21代法主・明如の次女として生まれ、九条良致男爵に嫁ぎました。和歌に秀でた才色兼備の女性として知られ、関東大震災の際には被災者の救護活動に尽力しました。その気高い美しさと慈愛に満ちた活動から絶大な人気を誇りました。
大正天皇の従妹にあたる華族の出身です(本名:燁子)。政略結婚で九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門の妻となりましたが、社会運動家の宮崎龍介と恋に落ち、新聞紙上で夫への絶縁状を公開して駆け落ちした「白蓮事件」は、大正時代最大のセンセーションを巻き起こしました。
新橋で美貌と機転の良さで名を馳せた名芸妓であり、後に高名な法律家(政治家)である江木衷の妻となりました。社交界の華として華麗な生活を送り、大正デモクラシー期のモダンな女性の象徴とされましたが、晩年は夫の死や異父弟の事件などにより波乱の人生を歩みました。