📜 日本三色紙 にほんさんしきし

平安時代の仮名書道において、その流麗な筆致と高い芸術性から最高峰の傑作とされ、後世の書家たちの手本として珍重された3つの名筆(古筆)の総称です。

  • 🖌️ 継色紙(つぎしきし) つぎしきし 伝 小野道風 筆

    『万葉集』などの和歌を書写した古筆で、伝承では小野道風の筆とされています。元々は粘葉本(でっちょうぼん)という冊子でしたが、後に分割されて掛軸などにされました。余白をたっぷりと取った大胆な散らし書きが特徴で、仮名書道の極致とされています。

  • 🌸 寸松庵色紙(すんしょうあんしきし) すんしょうあんしきし 伝 紀貫之 筆

    『古今和歌集』の四季の歌を書写した古筆で、伝承では紀貫之の筆とされています。茶人・佐久間将監が京都の寸松庵という茶室で愛蔵していたことからこの名が付きました。力強くも優雅な連綿(文字を連続して書くこと)が美しく、気品あふれる名品です。

  • 🍶 升色紙(ますしきし) ますしきし 伝 藤原行成 筆

    清原深養父の和歌集を書写した古筆で、伝承では藤原行成の筆とされています。書かれている紙の形がほぼ正方形で、酒を量る「升(ます)」の形に似ていることから名付けられました。繊細で流れるような細い線で書かれており、優美な平安朝の美意識を伝えています。

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