明治時代の初期に創設され、西洋の学問や実学を取り入れた先進的な教育を行い、近代日本の発展に寄与する有能な人材を数多く輩出した3つの代表的な私立学校の総称です。
福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾を起源とし、明治元年に「慶應義塾」と命名されました。イギリスのパブリックスクールをモデルに「独立自尊」を掲げ、実学を重んじる教育を行い、現在の慶應義塾大学として日本を代表する名門私学へと発展しました。
啓蒙思想家であり、『西国立志編』の翻訳などで知られる中村正直が東京・小石川に創設した私塾です。英語教育や西洋の近代思想の普及に極めて大きな貢献をし、多くの優秀な人材を輩出しましたが、中村の死後しばらくして廃校となりました。
海軍兵学寮の教官であった近藤真琴が創設した私塾です。当初は海軍軍人を育成するための予備校的な役割を担っていましたが、のちに土木や工学といった理数系教育に力を入れ、日本の近代化を技術面から支える人材を育成し、現在の攻玉社中学校・高等学校へと続いています。