明治から大正時代にかけての大日本帝国陸軍において、強い影響力を持ち、長州閥の支配に対抗するなど軍内部の派閥抗争において重要な役割を果たした名前に「太郎」が付く3人の軍人の総称です。
長州藩出身で、陸軍の軍制を確立し大将まで登り詰めました。軍人としてだけでなく政治家としても極めて有能であり、内閣総理大臣を3度務め、日英同盟の締結や日露戦争の勝利など、明治時代の日本の国際的地位の向上に絶大な功績を残した巨人です。
佐賀県出身の陸軍大将で、長州閥が支配する陸軍内部において、非長州出身者による派閥(宇都宮派)を形成して対抗しました。情報収集や謀略に長けており、軍部内の権力闘争において暗躍した、非常に政治的な動きを得意とする軍人でした。
愛媛県出身の陸軍中将で、非常に優秀な頭脳を持つ理論家でした。宇都宮太郎らとともに反長州閥の形成に動き、のちに軍を退いてからは衆議院議員となり、軍部の政治介入を批判するなどリベラルな政治活動を行ったことでも知られています。