日本の戦国時代において、圧倒的な兵力差を覆すために、夜間の暗闇や天候を利用した奇襲攻撃によって劇的な大逆転勝利を収めた3つの有名な合戦の総称です。
1546年(天文15年)に武蔵国河越城で起きた戦いです。圧倒的大軍(約8万人)で城を包囲した上杉連合軍に対し、北条氏康率いるわずか8000の軍勢が深夜に甲冑を脱ぎ捨てた軽装で奇襲を掛けました。油断していた連合軍は総崩れとなり、北条氏の関東覇権を決定づけました。
1555年(弘治元年)に安芸国の厳島(宮島)で行われた戦いです。毛利元就が、強大な勢力を持つ陶晴賢の大軍を狭い島におびき寄せ、暴風雨の深夜に小船で海から背後に上陸して奇襲攻撃を掛けました。陶軍は壊滅し、毛利氏が中国地方の覇者へと飛躍する決定的な勝利となりました。
1560年(永禄3年)に尾張国桶狭間で行われた、戦国時代で最も有名な奇襲戦です。駿河の大名・今川義元の約2万5000の大軍に対し、織田信長はわずか2000の兵で、豪雨に乗じて本陣を強襲し、見事に義元を討ち取りました。無名だった信長が天下布武へと乗り出す原点となりました。