日本の歴史において、天皇や朝廷の権威を脅かしたり、既存の秩序を大きく破壊して権力を握ろうとしたために、後世の歴史書などで「逆賊」や「大悪人」として描かれた3人の人物です。
奈良時代の僧侶で、孝謙(称徳)上皇の病を治したことで深い寵愛を受け、太政大臣禅師や法王という破格の地位にまで上り詰めました。さらには宇佐八幡宮の神託を偽造して自らが天皇の位(皇位)に就こうとした「宇佐八幡宮神託事件」を引き起こした大悪人として歴史に名を残しています。
平安時代中期に関東地方で大規模な反乱(承平天慶の乱)を起こした豪族です。一族の争いから国司を追放し、朝廷から独立して自ら「新皇」を名乗り、関東に独立国家を築こうとしました。朝廷に対する最大の反逆者とされましたが、関東では英雄としても信仰されています。
鎌倉幕府を打倒して建武の新政に貢献しましたが、後に後醍醐天皇と対立して反旗を翻し、京都に別の天皇(北朝)を立てて室町幕府を開きました。天皇に弓を引いた「朝敵・逆賊」として、特に江戸時代後期から戦前にかけての皇国史観において日本史上最大の悪人として非難されました。