戦後から現在に至るまで、奈良・鎌倉に次ぐ「3番目の大仏」として名乗りを上げている、あるいは歴史的な系譜として語り継がれる大仏たちの総称です。
現在も揺るぎない日本最大の仏教の象徴である東大寺の盧舎那仏です。1998年には「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録され、国際的な文化財保護の観点からも日本の大仏の筆頭として世界中から数多くの参拝者を集め続けています。
国宝に指定されている鎌倉の高徳院の阿弥陀如来坐像です。戦後の復興期においても湘南・鎌倉エリアの観光の目玉として親しまれ、近年では保存修復工事(クリーニング)が行われるなど、後世にその美しい姿を残すための継続的な保護活動が行われています。
太平洋戦争で金属供出され台座だけが残っていた兵庫県神戸市の能福寺の大仏ですが、戦後の復興と人々の強い願いにより、平成3年(1991年)にふたたび巨大な銅造の毘盧遮那仏として見事に再建され、改めて日本三大仏の一つとして名乗りを上げています。
江戸時代に焼失した後、天保年間(1843年)に木造の半身像として復興された京都・方広寺の大仏ですが、昭和48年(1973年)の火災によって再び焼失してしまいました。現在はその姿を見ることはできませんが、歴史上存在した巨大仏の系譜として語り継がれています。
かつて滋賀県大津市の関寺にあったとされる巨大な銅造の弥勒菩薩の半身像です。平安時代から鎌倉時代にかけて奈良・東大寺の大仏と並び称されましたが、度重なる火災や地震で失われました。現在は幻の大仏として、日本の仏教彫刻史の伝説となっています。