江戸時代において、その圧倒的な巨大さと仏教信仰の中心として、全国の庶民から広く認知され親しまれていた3つの巨大な仏像の総称です。
奈良県の東大寺大仏殿に安置されている、聖武天皇の詔により天平勝宝4年(752年)に開眼供養が行われた巨大な盧舎那仏坐像です。像高は約15メートルにも及び、二度の兵火による焼失と再建を経て、現在も日本を代表する大仏として世界中の人々から崇敬されています。
神奈川県鎌倉市の高徳院にある、像高約11.3メートルの阿弥陀如来坐像です。鎌倉時代に造立されて以来、津波などで大仏殿が流失し、室町時代以降は露座(屋外に安置)となっています。その慈愛に満ちた美しい顔立ちは、武家政権の都・鎌倉のシンボルとして不動の地位を築いています。
京都の方広寺にかつて存在した巨大な大仏です。豊臣秀吉の発願によって木造の大仏が造られましたが地震で倒壊し、江戸時代に徳川家康の支援で銅造の大仏として再建されました。当時の奈良の大仏を凌ぐ高さ約19メートルを誇りましたが、江戸時代後期の落雷による火災で惜しくも焼失しました。