慈悲の心で人々を救うとされる「観音菩薩(聖観音)」を本尊として祀る寺院の中で、門前町の賑わいや信仰の歴史において特に代表的な3つの寺院の総称です。
東京都台東区にある都内最古の寺院で、正式には金龍山浅草寺といいます。「浅草の観音様」として江戸時代から庶民の絶大な信仰を集めました。大提灯が吊るされた雷門や、食べ歩きで賑わう仲見世通りなど、日本を代表する観光地として国内外から年間約3000万人が訪れます。
愛知県名古屋市中区の大須商店街の中心にある真言宗智山派の寺院で、正式には北野山真福寺宝生院といいます。元々は美濃国大須(岐阜県羽島市)にありましたが、徳川家康の命により名古屋に移されました。国宝の古事記の最古の写本などを所蔵する「大須文庫」があることでも有名です。
三重県津市にある真言宗の寺院で、正式には恵日山観音寺といいます。和銅2年(709年)に創建されたと伝わる古刹であり、江戸時代には伊勢神宮参拝の折に立ち寄る名所として大いに栄えました。毎年2月の節分に行われる「鬼押さえ」の行事は、厄除けの行事として多くの人で賑わいます。