人々の煩悩を焼き尽くし厄を払う「不動明王」を本尊として祀る全国の寺院の中で、特に霊験があらたかであるとして広範な信仰を集める代表的なお寺の総称です。
千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山で、平将門の乱の平定を祈願して開山されました。歌舞伎の市川團十郎(成田屋)の信仰によって江戸庶民に広まり、現在でも初詣の参拝客数が日本屈指の規模を誇る、日本を代表する巨大な不動霊場です。
東京都目黒区にある天台宗の寺院で、慈覚大師円仁の開創と伝えられます。江戸時代には徳川将軍家の厚い庇護を受け、江戸近郊の行楽地としても大いに賑わいました。現在でも厄除け祈願の参拝者が絶えない、関東を代表する不動尊の一つです。
熊本市南区にある天台宗の寺院で、日本三大不動尊の一つに数えられます。春の大祭では、燃え盛る火の上を裸足で歩く「火渡り」や、煮えたぎる釜の湯を浴びる「湯立て」という、非常に荒行の祈祷が行われ、多くの修験者や信者が無病息災を祈ります。
福島県福島市にある曹洞宗の寺院です。800年以上の歴史を持ち、境内には奥の院の洞窟など神秘的な祈りの空間が広がります。「厄除け」「眼守」「三ヶ月」の三不動が祀られており、六三日の祈祷などで知られ、東北地方の厄除け信仰の中心地となっています。