日本の神社において、その年の五穀豊穣を祈願するために、神田(しんでん)で古式ゆかしく田植えを行う代表的な3つの伝統神事の総称です。
伊勢神宮内宮の別宮である伊雑宮(いざわのみや)で毎年6月に行われる、国の重要無形民俗文化財に指定されている神事です。勇壮な竹取神事の後に、白装束の田道人や華やかな衣装の早乙女らによって古式ゆかしく田植えが行われ、豊作と大漁を祈願します。
千葉県の香取神宮で毎年4月に開催される歴史ある祭礼です。色鮮やかな衣装をまとった稚児や早乙女たちが、古歌を歌いながら境内の神田で苗を植え付けます。神事の際に行われる独特の舞や、豊穣を願う厳かな雰囲気が、春の訪れとともに地域の人々に親しまれています。
大阪市の住吉大社で毎年6月に行われる、国の重要無形民俗文化財です。単なる田植えではなく、神田の周囲で八乙女による田舞や、武者による風流武者行事、住吉踊りなどの多彩な伝統芸能が次々と奉納される、非常に華やかで大規模な芸能の祭典としての側面を持っています。