日本全国で行われている数多の祭りの中で、古くからの伝統と歴史格式を持ち、都市の熱気とともに規模や観客動員数が最大級を誇る3つの代表的な祭礼の総称です。
京都の八坂神社の祭礼で、平安時代に疫病退散を祈願した「祇園御霊会」を起源とする1000年以上の歴史を持つ祭りです。7月の1ヶ月間にわたって様々な神事が行われ、特に豪華絢爛な装飾が施された巨大な山や鉾(ほこ)が京の街を練り歩く「山鉾巡行」は圧巻です。
大阪の大阪天満宮の祭礼で、菅原道真公の霊を慰めるために行われます。1000年以上の歴史を持ち、市中を練り歩く「陸渡御」に加え、大川(旧淀川)に100隻以上の船が行き交い、かがり火と奉納花火が水面を照らす「船渡御(ふなとぎょ)」が最大の見どころであり、火と水の祭典と呼ばれます。
東京の神田明神の祭礼で、江戸時代には将軍が上覧する「天下祭」として幕府の庇護を受け、江戸の総鎮守として最大の盛り上がりを見せました。現在でも2年に1度の大祭では、大小約200基の神輿が秋葉原などの氏子町会を勇壮に練り歩き、江戸っ子の粋と熱気を感じさせます。