日本に現存する古代の石碑の中で、飛鳥時代から奈良時代という極めて古い時期に建立され、当時の政治や社会を知る上で歴史的価値が最高クラスの3つの金石文の総称です。
宮城県多賀城市にある奈良時代(762年)に建立された石碑です。多賀城が平城京や各国境からどれくらい離れているかを示す距離や、多賀城の創建と改修の歴史が刻まれています。古代の東北地方における律令国家の最前線拠点(鎮守府)の姿を示す極めて重要な史料です。
群馬県高崎市にある奈良時代(711年)に建立された石碑です。周辺の3つの郡から300戸を分割して新たに「多胡郡(たごぐん)」を建郡したという行政の出来事が、和銅という年号とともに記されています。特別史跡に指定され、ユネスコの「世界の記憶」にも登録されています。
栃木県大田原市にある飛鳥時代(700年頃)に建立された石碑で、国宝に指定されています。那須国造(なすのくにのみやつこ)であった那須直韋提(なすのあたいいで)の生前の功績を称え、彼の子息が建てたものです。中国大陸の六朝風の美しい書体で彫られており、書道史においても貴重です。