ホーム > 勉強ルーム > 日本・世界の三大〇〇辞典 > 日本三津(さんしん)

日本三津(さんしん) にほんさんしん

日本の室町時代から戦国時代にかけて、海外貿易や国内の海上交通の要衝として特に繁栄した3つの代表的な港湾都市(津)の総称です。

  • 安濃津(あのつ) あのつ 三重県津市 / 伊勢国の良港

    現在の三重県津市にあたる港町で、伊勢湾に面した良港として栄えました。京都や奈良といった畿内と、東国を結ぶ海上交通の要衝であり、多くの物資や旅人が行き交いました。しかし、1498年の明応地震による大津波で港が壊滅的な被害を受け、その後の地形変化によって港としての機能は衰退していきました。(「津」という地名の由来です)

  • 博多津(はかたつ) はかたつ 福岡県福岡市 / 大陸貿易の拠点

    現在の福岡県福岡市(博多区)にあたる港町です。古くから日本と中国大陸や朝鮮半島を結ぶ外交と貿易の最前線であり、遣隋使や遣唐使の時代から重要な拠点でした。中世には日宋貿易や日明貿易で巨万の富を築き、豪商(博多商人)たちが自治的な都市運営を行うなど、国際色豊かで活気あふれる巨大な港湾都市として繁栄しました。

  • 🍵 堺津(さかいつ) さかいつ 大阪府堺市 / 自由都市・南蛮貿易

    現在の大阪府堺市にあたる港町です。戦国時代には、明(中国)との勘合貿易や、ポルトガル・スペインとの南蛮貿易の拠点として大繁栄しました。鉄砲の製造地としても知られ、豪商(堺商人)たちが周囲に環濠を巡らせて独自の自治を行う「自由都市」として発展しました。千利休などに代表される茶の湯文化が花開いた場所でもあります。

スポンサーリンク