日本の鉄道路線の中で、車窓から見える風景が特に雄大で美しく、鉄道ファンや旅行者を魅了してきた3つの代表的な絶景区間の総称です。
北海道の旧国鉄根室本線・狩勝峠越えの区間(新内駅付近)の車窓です。トンネルを抜けると、眼下に広大な十勝平野がパノラマのように広がる雄大な景色が乗客を圧倒しました。1966年に新線(新狩勝トンネル)が開通したことでこの旧線は廃止され、現在は列車からその風景を見ることはできませんが、旧線跡は「狩勝ポッポの道」として整備されています。
長野県を走るJR篠ノ井線の姨捨(おばすて)駅周辺から見下ろす車窓風景です。急勾配の途中にあるためスイッチバック方式の駅となっており、車窓からは千曲川が流れる善光寺平(長野盆地)が一望できます。特に、棚田(田毎の月)が広がる景色や、夜になると盆地に広がる街の灯りが美しい夜景スポットとしても非常に有名です。
熊本県と宮崎県を結ぶJR肥薩線の、矢岳駅周辺(矢岳越え)の車窓風景です。霧島連山やえびの高原、桜島までも遠望できる壮大なスケールの山岳風景が広がります。急勾配を越えるためのスイッチバック(真幸駅など)やループ線(大畑駅)といった珍しい鉄道施設が密集しており、鉄道ファンにとっての聖地とも言える絶景区間です。