日本に存在する古い橋の中で、特殊な架橋構造や独特の形状を持ち、技術的にも景観的にも極めて珍しいとされる代表的な橋の総称です。(※5つ挙げられます)
山口県岩国市の錦川に架かる、5連の美しい木造アーチ橋です。釘を一本も使わずに組まれた木組みの技術は世界的に見ても非常に高度であり、川の氾濫による激しい水流にも耐えうるしなやかさと、幾何学的な美しさを併せ持ちます。
山梨県大月市の桂川の深い渓谷に架かる橋です。川幅が狭く橋脚を立てられないため、両岸の崖から「刎木(はねぎ)」と呼ばれる木材を何層にも重ねてせり出させ、その上に橋桁を載せるという非常に珍しい「刎橋」の構造を現在に残しています。
富山県の黒部川に架かっていた橋で、両岸から大木をせり出させる「刎橋(はねばし)」の構造としては日本最大級でした。度重なる洪水の影響などにより残念ながら現在は失われていますが、その雄大な姿は日本の架橋の歴史に深く刻まれています。
徳島県の秘境・祖谷(いや)の渓谷にある、シラクチカズラという植物の蔓(つる)を編んで作られた原始的な吊り橋です。源平合戦に敗れた平家の落人が、追手が迫った際にすぐに切り落とせるように作ったというロマンあふれる伝説が残っています。
栃木県日光市の二荒山神社の入り口、大谷川に架かる美しい朱塗りの橋です。伝説では、勝道上人が川を渡れずに祈ったところ、神が現れて赤と青の2匹の蛇を放ち、それが橋に姿を変えたと伝えられており、世界遺産「日光の社寺」の一部です。