日本の代表的なミックススパイスである「七味唐辛子」において、江戸時代から続く長い歴史を持ち、全国的に有名な3つの老舗店の総称です。
江戸時代初期に薬研堀(現在の東京都中央区東日本橋周辺)で創業した老舗で、七味唐辛子の発祥とも言われています。現在は浅草寺の門前に店を構え、黒ごまや陳皮の香りが特徴的です。辛さを引き立てつつも、漢方薬をヒントに調合されたという風味豊かな香りが、江戸っ子に愛されてきたピリッと辛い江戸前の七味です。
京都の清水寺の参道(産寧坂)に店を構える老舗です。江戸時代から続く京都らしい上品な配合が特徴で、唐辛子の辛さを抑える代わりに、山椒、青紫蘇(しそ)、黒ごま、白ごまなどを多めにブレンドしています。辛味よりも香りと風味を重視しており、うどんや湯豆腐など、出汁の効いた関西の薄味の料理に非常によく合います。
長野県の善光寺の門前に本店を構える老舗です。ブリキの缶に唐辛子の絵が描かれたパッケージで全国的に知られています。信州の厳しい寒さを乗り切るために、唐辛子の強い辛味をベースに、生姜や麻種などをブレンドした独特の配合が特徴です。信州そばはもちろん、豚汁などの身体が温まる料理と相性抜群の七味です。