日本古来の海産物を利用した加工食品の中で、製法が独特で希少価値が高く、酒の肴(おつまみ)として極上の味わいを持つとされる3つの珍味の総称です。
ボラ(鯔)の卵巣を塩漬けにして塩抜きしたあと、天日干しにして乾燥させた高級珍味です。名前の由来は、形状が中国(唐)の墨に似ているためとされています。ねっとりとした濃厚な旨味と独特の塩気が特徴で、薄くスライスしてそのまま酒の肴にしたり、軽く炙ったり、大根に挟んで食べるのが一般的な楽しみ方です。
ナマコ(主にマナマコ)の細長い腸(はらわた)を丁寧に集め、きれいに砂を取り除いてから塩辛にした珍味です。一匹のナマコから取れる腸の量は非常に少なく、手間がかかるため大変希少です。磯の強い香りと独特のぬめり、そして深い旨味があり、熱燗の日本酒との相性が抜群であると古くから食通に愛されてきました。
生のウニの生殖巣(卵巣や精巣)に塩を振り、水分を抜いて熟成させた「塩うに(練りうに)」のことです。特に福井県の「越前雲丹(えちぜんうに)」が有名で、バフンウニを用いて作られます。生のウニよりも旨味が極限まで凝縮されており、ねっとりとした食感と磯の香りが口いっぱいに広がる、贅沢極まりない珍味です。