江戸時代に大名によって造営された大名庭園の中で、造園手法や景観の美しさが特に優れているとされる3つの代表的な日本庭園の総称です。
加賀藩前田家が長年にわたり造り上げた、金沢市にある広大な廻遊式庭園です。宋の時代の書物に基づく「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼ね備えていることから命名されました。徽軫灯籠(ことじとうろう)や冬の雪吊りなど、四季折々の美しい景観で知られています。
岡山藩主の池田綱政が造営した、岡山市にある広大な庭園です。岡山城を借景とし、広い芝生と池、築山、茶室が園路や水路で結ばれた明るく開放的な景観が特徴です。「先憂後楽(天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ)」という儒教の精神から名付けられました。
水戸藩第9代藩主の徳川斉昭が、「領民と偕(とも)に楽しむ場」として造営した茨城県水戸市にある庭園です。他の二園とは異なり、梅の名所として全国的に有名であり、早春には約100品種3000本の梅が咲き誇ります。好文亭からの千波湖の眺望も見事で、独特の趣を持っています。