日本の滝の中で、古くから神仏が宿る霊地として人々の篤い信仰を集め、宗教的な修行の場ともなってきた3つの神聖な滝の総称です。
和歌山県の熊野那智大社別宮である飛瀧神社の御神体として祀られている落差133mの直瀑です。日本古来の自然崇拝(アニミズム)の象徴であり、滝そのものが神として崇められています。古くから修験道の修行場としても知られ、今も白装束の行者が祈りを捧げる姿が見られます。
栃木県の日光山内に位置する滝で、日光を開山した勝道上人が発見したと伝えられています。仏教経典の「華厳経」から名付けられたとされ、日光修験の重要な修行場として山岳信仰と深く結びついてきました。中禅寺湖から流れ落ちる力強い姿は、神仏の威厳を感じさせます。
兵庫県神戸市の六甲山系に位置する4つの滝(雄滝、雌滝など)の総称です。古くから和歌に詠まれる名勝であると同時に、修験道の開祖である役行者が修行を開いたとされる伝説が残り、滝の周辺には龍神信仰に基づく祠が祀られるなど、都市部にありながら深い信仰の歴史を持ちます。