日本の山岳地帯において、夏でも雪が融けずに谷筋に残る大規模な雪渓のうち、規模や美しさ、登山ルートとしての重要性から特に著名な3つの大雪渓の総称です。
長野県の白馬岳東斜面に広がる日本最大規模の雪渓で、長さ約3.5km、標高差約600mに及びます。夏場でも涼しい風が吹き抜け、上部の高山植物のお花畑と雪渓のコントラストが美しく、多くの登山者が列をなして登る人気ルートです。
北アルプスの針ノ木峠へ向かう谷筋にある大雪渓で、白馬大雪渓に次ぐ規模を誇ります。古くから立山信仰の修験者や交易の道として利用されてきました。夏でも豊富な雪が残り、アイゼンを装着しての本格的な雪渓登りが楽しめるルートです。
富山県の剱岳や立山連峰の間に位置する剱沢に広がる大雪渓で、長さは約4kmに及びます。真夏でも広大な雪原が残り、剱岳の険しい岩峰群と雪渓が織りなす圧倒的な絶景は多くの登山家を魅了しますが、雪上歩行の確かな技術が必要です。