日本の山岳地帯を越える峠の中で、古くから交通の要衝として歴史的意義が深く、かつ標高が高く険しい道のりである3つの代表的な峠の総称です。
北アルプスの黒部湖側と大町市側を結ぶ歴史ある峠で、かつては加賀藩の「さらさら越え」のルートの一部でもありました。日本三大雪渓の一つである針ノ木大雪渓を登り詰めた先にあり、北アルプスの東西交通の重要な拠点でした。
南アルプスにある日本で最も標高の高い峠(標高2,580m)として知られています。古くから伊那谷と大井川流域を結ぶ交易路として利用され、現在でも南アルプス南部の山々(塩見岳や荒川三山など)へ向かう登山者の重要なベースキャンプ地です。
埼玉県秩父市と山梨県山梨市を結ぶ秩父山地の峠で、日本武尊の東征伝説も残る古い歴史を持ちます。かつては秩父往還の難所として知られ、現在は直下に長大な雁坂トンネルが開通したことで自動車での往来が可能となりました。