今川 義元 いまがわ よしもと

1519年 - 1560年 戦国時代
生没年月日: 永正16年(1519年) 〜 永禄3年5月19日(1560年6月12日)
出身: 駿河国(静岡県) 武将、大名
「公家かぶれの軟弱な武将」というイメージは全くの誤解!「東海道一の弓取り」と恐れられた、戦国時代屈指の超エリートにして優秀な戦国大名です!家督を継ぐ予定のない五男として出家していましたが、兄の急死によるお家騒動(花倉の乱)を勝ち抜いて当主となります。最強の右腕である太原雪斎とともに、武田信玄・北条氏康という強豪と「甲相駿三国同盟」を結ぶ外交センスを発揮。内政でも『今川仮名目録追加』を制定して国を豊かにし、首都・駿府を「東国の小京都」と呼ばれるほど発展させました。人質として預かった徳川家康に英才教育を施したことでも知られています。天下を狙って大軍で尾張へ侵攻しますが、「桶狭間の戦い」で織田信長の奇襲に遭い、無念の最期を遂げました。敗北のせいで過小評価されがちですが、間違いなく戦国最強クラスの傑物でした!
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出家からのスタートと最強の師

1519年、駿河国(静岡県)の守護大名・今川氏親の五男として生まれました。家督を継ぐ可能性が低かったため、幼い頃に出家して「栴岳承芳(せんがくしょうほう)」と名乗り、生涯の師であり後に最強の軍師となる太原雪斎(たいげんせっさい)とともに、京都などで深く学問や教養を修めました。
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還俗!血みどろの家督争い「花倉の乱」

1536年、当主である兄・氏輝が急死したことで運命が激変します。義元は還俗(武士に戻ること)して、異母兄との間で血みどろの家督争い(花倉の乱)に巻き込まれます!しかし、雪斎の見事なサポートや武田氏の支援もあってこの激戦に勝利し、今川家の当主の座を実力で勝ち取りました。
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外交の天才!甲相駿三国同盟

当主となった義元は、外交の天才でもありました。長年対立や同盟を繰り返していた甲斐(山梨県)の武田信玄、相模(神奈川県)の北条氏康との間で、それぞれの娘を嫁がせ合う「甲相駿三国同盟(こうそうすんさんごくどうめい)」を締結!背後の安全を完全に確保するという離れ業をやってのけました。
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幕府からの自立!今川仮名目録追加

軍事だけでなく、政治家としても超一流です!父が作った法律をアップデートした『今川仮名目録追加』を制定し、「これからは室町幕府の権威ではなく、自分の力で国を治める!」と明確に宣言しました。領国を豊かにするための画期的なルールを作り、強力な中央集権体制を築き上げます。
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圧倒的な経済力と「東国の小京都」

駿河・遠江(静岡県)に加えて三河(愛知県)まで領地を拡大し、当時の戦国大名としては最大級の強大な勢力を誇りました。金山の開発や商業の保護によって莫大な富を築き、首都の駿府(静岡市)には公家たちを招き入れ、「東国の小京都」と呼ばれるほど華やかで豊かな都市へと発展させました。
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公家かぶれの軟弱者?それは大誤解!

よくドラマなどで「お歯黒をしてお化粧をした、公家かぶれの軟弱な武将」として描かれますが、これは大誤解!お歯黒や白塗りは、足利将軍家の血を引く超名門である今川家の「高い身分と権威の証明」だったのです。武勇にも優れ、周囲からは「東海道一の弓取り」として恐れられていました。
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人質・竹千代(家康)への英才教育

三河の松平家から人質としてやってきた少年・竹千代(のちの徳川家康)の才能を見抜き、英才教育を施したのも義元です。右腕である太原雪斎から直接学ばせ、元服の際には自分の名前の一字(元)を与えて「松平元康」と名乗らせるなど、家康を将来の有力な武将として見事に育て上げました。
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いざ尾張へ!規格外の大軍での侵攻

1560年、背後の憂いをなくした義元は、約2万5千という当時としては規格外の大軍を率いて、尾張国(愛知県)の織田信長の領土へと侵攻を開始します。昔は「上洛(京都へ行くこと)が目的」と言われてきましたが、現在では「尾張を制圧して領地をさらに拡大するため」という説が有力です。

桶狭間の油断と、突然の豪雨

今川の大軍は圧倒的な兵力で織田軍の砦を次々と陥落させます。勝利を確信した義元は、「桶狭間(おけはざま)」という谷間で休息をとり、兵士たちに酒を振る舞っていました。しかしこの時、突如として空が暗くなり激しい雷雨が降り注ぎ、戦場の視界が一気に奪われてしまいます。
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桶狭間の戦い!指を食いちぎる壮絶な最期

激雨を突いて、織田信長がわずかな手勢で本陣へ奇襲を仕掛けてきました!大混乱の中、義元は輿(こし)を捨てて自ら剣を抜いて応戦し、敵の指を食いちぎるほどの凄まじい奮戦を見せましたが、最後は毛利新介らによって討ち取られてしまいます。不運な敗北により「愚将」の烙印を押されましたが、戦国トップクラスの傑物でした。
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