厳しい冬の寒さと強風、そして多量の雪などの特殊な気象条件が重なることで生み出される「スノーモンスター」と呼ばれる巨大で美しい樹氷が見られる3つの名山の総称です。
山形県と宮城県の県境に位置する蔵王連峰で形成される樹氷です。日本海側から吹き付ける湿った季節風が、特有の針葉樹であるアオモリトドマツにぶつかって凍りつき、巨大な「スノーモンスター」へと成長します。広大な斜面に無数の樹氷が林立する姿は世界的にも珍しく、冬の絶景として知られます。
青森県の八甲田山系で見られる樹氷で、日本屈指の豪雪と猛烈な吹雪によって形成されます。蔵王と同様にアオモリトドマツが芯となりますが、八甲田の樹氷は風雪の強さからより激しく、荒々しい造形になるのが特徴です。ロープウェーの眼下に広がる広大な氷の群れは、自然の力強さを見せつけます。
秋田県北秋田市にある森吉山で形成される樹氷です。蔵王や八甲田と並び、アオモリトドマツの原生林に日本海からの冷たい季節風が吹き付けて巨大な氷の塊を生み出します。ゴンドラ山頂駅から比較的平坦な地形で群生を見ることができ、白銀のパノラマと奇跡の造形美を身近に楽しむことができます。