海岸線に沿ってクロマツやアカマツなどの美しい松林が広がり、白砂青松と呼ばれる日本古来の優れた景観美を形成している、国内を代表する3つの名勝の総称です。
静岡県静岡市の駿河湾に突き出た半島に約3万本のクロマツが茂る景勝地です。松林の彼方に雄大な富士山を仰ぎ見る構図は浮世絵や和歌の題材として愛され続け、世界文化遺産「富士山」の構成資産にも登録されています。天女が羽衣を掛けたという「羽衣の松」の伝説でも広く知られています。
佐賀県唐津市の唐津湾沿いに、長さ約5km、幅約1kmにわたって約100万本のクロマツが群生する松原です。江戸時代初期に唐津藩主・寺沢広高が防風・防潮林として植樹したのが始まりとされています。玄界灘の白波と松林が美しい弧を描くことから「虹の松原」と名付けられました。
福井県敦賀市の敦賀湾に面した長さ約1.5kmの松原で、約1万7千本のクロマツやアカマツが群生しています。他の松原とは異なり、青い海と白い砂浜、そして背後に連なる山々の緑が織りなすコントラストが特徴です。古くから氣比神宮の神苑として大切に保護され、市民の憩いの場として親しまれています。