日本の食卓に欠かせない薬味や食材として、独自の気候風土と歴史に育まれ、特有の風味と際立った甘みを持つ全国的にも極めて有名な3つの伝統的なネギの総称です。
群馬県甘楽郡下仁田町周辺で栽培される、太くて短い独特の姿をした根深ネギです。生では辛味が強くて食べられませんが、加熱すると特有の風味と驚くほどの甘み、そしてとろけるような滑らかな食感が引き出されます。江戸時代には将軍家にも献上され「殿様ネギ」の異名を持ちます。
兵庫県朝来市(あさごし)の岩津地区で栽培される特産品です。関東の「白ネギ」と関西の「青ネギ」の中間的な性質を持ち、白い部分から緑の葉まで余すことなく美味しく食べられるのが最大の特徴です。冬の寒さや雪にあたることで甘みと柔らかさが増し、鍋物から焼き物まで幅広く重宝されます。
京都府を中心に栽培されている、日本の青ネギ(葉ネギ)の代表的な品種です。平安時代から栽培されているという長い歴史を持ち、京野菜の筆頭格として知られます。内部にぬめり(ゼリー状の物質)が多く含まれており、これが上品な甘みと柔らかな口当たりの秘密です。うどんや鍋に欠かせません。